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種村 祐太
「子どもと遊べる。お金がもらえる」。これが、はじめて大学生時代にピュアでアルバイトする前の、私の正直な気持ちでした。
大学のサークルで先輩からメーリングリストが回り、ピュアで発達障害の子どもたちに接するアルバイトを募集していると知ったのが、私とピュアとの出会い。軽い気持ちで出かけた私は、アルバイト初日に大きなカルチャーショックを受けました。私の中には、発達障害の子は人をたたく、暴れる、コミュニケーションがとれないというイメージがあったのですが、ピュアではまったく違う光景が広がっていました。きちんとコミュニケーションがとれ、笑顔がいっぱいの子ども達でした。
「なんでこんなに違うんだろう…」と素朴な疑問をもちました。そして、毎日行きたくなりました。バイト代はなくてもいいから、ピュアに通ってナゾを解きたい、という気持ちが強くなっていました。
大学4回生になったとき、発達障害のことを専門的に学ぶため、大学院に進むことにしました。しかし、ピュアでも新卒募集が始まると聞き、私の心は大きく動きました。ピュアのように、徹底した本人中心の支援をしている施設はほかにない。私がやりたいことがあるのは、ピュアではないか。そんな思いが強くなり、大学院の入学金を払う1週間前、ピュアに就職することを決断しました。
ピュアでは、スタッフや保護者の方が「こうしてほしい」と思うことではなく、発達障害がある本人が「これをやりたい」と思っていることを伸ばしていきます。そして、誰かの指示を理解する力だけではなく、自分の気持ちを表現する力もサポートしています。そして、子どもから青年へ、青年から社会人へとライフステージをつなぐお手伝いをしています。
私は今、その仕組みづくりに取り組んでいます。誰も経験したことのない道ですから、悩むこともたくさんあります。でも、そんな新たな道を切り拓くチャレンジができることが、とても楽しい。ワクワクできる仕事にめぐり会えたことを、幸せに思っています。
人は、1週間のうち5日は働きます。どうせ働くなら、ワクワクする5日間を過ごしたい。その環境がピュアにはあると思っています。
瀬野 悠子
病弱の子を支援することに興味をもち、大学では特別支援教育を専攻しました。そのとき、ピュアの檜尾理事長が、ピュアでの取り組みを大学まで話しに来てくれたことが、ピュアとのご縁の始まりでした。子どもと関わる学生アルバイトを募集しているとも聞いたので、おもしろそうだと思い、一度行ってみることにしました。そうすると、とても楽しくて。通っているうち、ピュアに就職したくなりました。
しかし、その頃ピュアには採用枠はありませんでした。もともと教師になりたかった私は、教員採用試験を受け、卒業後は特別支援学校の教師になりました。ところが、教師をやりながら「ピュアで働きたい」という思いが強くなっていくのを感じたんです。1年経ったころ、私は教師をやめ、ピュアで働くことを選びました。ちょうど採用枠もできており、どうせ飛び込むなら早いほうがいいと考え、思い切りました。
私は、「ピュアに来て本当に良かった」と思っています。一人ひとりの子どもに丁寧に向き合い、その子に合わせた支援ができるからです。その分、難しさもあり、ご本人とコミュニケーションがうまくとれずに悩むこともあります。しかし、先輩や檜尾理事長のアドバイスがあるので、乗り越えていけます。
現在私は、育休に入っています。子育てが少し落ち着いたときに復帰する予定ですが、復帰したら、将来的に成人期やその先を知ったうえで幼児期・児童期をサポートできる支援者になりたいと思っています。ピュアでは成人期のサポートも行っていますので、同じ現場で学ぶことができます。
私が「ピュアってすごいな」と思うのは、いやいや仕事をしている人が一人もいないところ。みんなやりがいを感じて仕事をしています。発達障害をもつ利用者の方々、その保護者の方々、そして仕事と関わり楽しむスタッフ達。壁に当たったときは苦しいですが、それを上回るくらい、障害をもつ子どもたちをサポートできる仕事に、喜びを感じています。
桒田 英治
私は、大学を卒業後、ある社会福祉法人に就職しました。
同法人の高齢者施設で働くつもりでしたが、配属が障害者の入所更生施設と呼ばれる部署でした。障害のある方とはほとんど関わりがなかったため、どのように関わればよいか、支援をしていけば良いか、社会人としても支援者としても不安でいっぱいだったことを覚えています。ただ、毎日必死にやっていく内に、どんどん楽しくなり「この障害者支援の道で頑張っていきたい」と、思うようになりました。ピュアを初めて知ったのは、就職してから10年経った頃でした。ピュアの見学の中で、支援の工夫、利用者中心の支援、コミュニケーション支援などを見せていただき、「こんな大切な支援が出来る場所があるんだ」と衝撃を受けました。
そして、その頃から「支援者として更に自分自身の専門性を高めていかなければ、利用者中心の支援はできない」と、考えるようになりました。私自身、年齢を重ねるにつれ、現場の支援者から管理職としての役目に変わってきました。しかし、自分自身、支援者としての正しい知識がないのに管理職という立場にいることに葛藤がありました。このままではいけないと思っていたとき、ご縁があってピュアに入職するチャンスをいただきました。面接で檜尾理事長とお話しをしたときに、ピュアは、利用者さんの事だけでなく、働く職員に対しても深く考えてくれていることも感じました。「ここなら新たな挑戦をしてみたい」と思い、家族とも相談をして、ピュアにお世話になる事になりました。
今私は、重い知的障害がある方がPECSを使って、自身の想いを伝えておられる環境を目の当たりにしています。私にとって毎日がとても楽しく、発見の連続です。ただ、自分自身の勉強不足を痛感することも多く、情けなさや悔しさもたくさん感じることがあります。<そのような時にも、理事長、施設長、周りの方々に多くの事を教えていただき、専門職として、人として、成長していることを実感しています。
そして、失敗したり、悩んだりするときでも、同じ志を持った仲間と試行錯誤をしながら乗り越えることができています。一人で全て背負わず、みんなで助け合い、成功したことを喜び合いながら支援できていることが、自分自身のやりがいになっています。これからも試行錯誤の連続だと思います。しかし、みんなが何を目標に、毎日の支援をしていくのかが明確になっているので、様々な挑戦をしていきながら、楽しんでこの職場で、前に進んでいきたいと思っています。
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